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必ずしも避けなければならないという訳ではありませんが、一般的にVATSIMを初めて間もない初心者が避けたほうが無難なものを紹介します。ここで紹介するものは、少なくともIFR初級編レベルの知識では到底対応することができない指示を受けることがほとんどです。
飛びたい!という気持ちも分かりますが、ぐっと抑えてまずは基本的なフライトの練習をすることをお勧めします。(トラブルを回避するためにも)
VFRによるフライト
現実ではVFRの訓練はIFRの訓練よりも前に行うようですし、IFRよりもVFRの方が簡単だと思われている初心者の方も少なくありません。
しかし、VATSIMにおいては真逆であるとお考え下さい。VFRは経路の制約を受けないとお考えの方が多いですが、PCAなど空域の制約を受けることが多々あります。それに加え、TWRなどでは与えられたトラフィックインフォメーションをもとに自機の周りの状況を理解し、空気を読んで行動しなければなりません。提出したフライトプランの通りに飛んで、管制官からの指示に従っていればひとまずなんとかなるIFRとは事情が全く異なるのです。
OJTを行っている空域
OJTとは管制官がオンライン上で実際に訓練を行うことで、管制官のログイン名が「R○○○_T_○○○」となっているのがその目印です。
OJTを行っている管制官は、自分が担当している空域や管制そのものに慣れていないことが多く、ミスや長時間の待機が少なくありません。特にタワーでOJTをしている訓練生はいわばVATSIM管制初心者であり、そこにまだ基本的な交信もままならないような初心者の方が加わると、初心者が初心者対応をしなければならず、目も当てられなくなってしまいます。
海外空域
国際イベントなど、VATSIMでも海外の空域を飛ぶ機会は多々あるかと思います。しかし、海外空域では日本と管制用語が違うことが多く、初心者には非常にハードルが高いものになります。管制官の指示がわからないときでも、日本の空域であれば「日本語でお願いします。」と一言伝えれば、よっぽど日本語が不自由でない限りその指示を理解することができるでしょう。一方、海外の空域では担当している管制官は基本的に現地の方々です。現地の方に「日本語でお願いします。」と言っても日本語で指示を出してはくれません。
ノンレーダー空港、レディオ・リモート空港
ノンレーダー空港では空港にレーダーがないため、レーダーベクターなどを行うことができません。さらに通常とは異なり管制間隔を「時間」で管理します。また、レディオ・リモート空港では管制官ではなく、航空管制運行情報官という方が管制官からの許可や指示を伝達したり、情報を提供したりしています。VATSIMではこれらも再現されるため、これらの空港では管制についてのより高度な知識が要求されます。
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