【重要】記事の内容に関する訂正とお詫び

伊丹空港管制講座 TWR編

この記事は2020年8月ごろに公開を終了する予定です。

この記事は「管制ノート」で公開されていた記事を元に作成しています。

ATIS/DEL/GND編に引き続いてTWR編です。伊丹空港のTWR管制は1人で2本の滑走路を担当します。伊丹空港の場合はクローズドパラレルですので32Lに到着機、32Rに出発機というテンションが上がるシチュエーションをよく見ることができます(VATであるかは知りませんが…)。それでは滑走路ごとの細かい運用について解説していきます。

共通

伊丹空港では2009年から滑走路誤進入防止のために、滑走路手前待機指示はすべて次の用語を使用します。[AIC Nr 053/09 24 SEP 2009 Prevention of RWY incursion at Osaka INTL AP/RJOO]
(No.1 stop lineなどと間違えやすいと各所から苦情が上がっているようですが…笑)

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, hold short of stop line.

14運用時は「Hold short of stop line.」を使用せず「Hold short of runway 14R/L.」を使用することもあるようです。

DEPへのコンタクト指示は基本的に次の用語を使用します。なおたまーに周波数を伝えている人もいます。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, contact Kansai departure

また伊丹空港では2009年の滑走路誤進入インシデントの発生以降、滑走路横断許可又は滑走路手前待機指示の指示に対してパイロットが正しく復唱した場合は可能な限り「Affirm」を送信することになっています。 (主に到着機に対して送信されるようです。)

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, turn right W9, cross runway 32R.

ANA77
ANA77

W9, cross runway 32R, ANA77

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, affirm. Contact ground 121.7.

32運用

出発編

出発機はC1手前でGNDからTWRにハンドオフされます。32Lから出発する航空機は32Rの滑走路横断許可とともにW2までのタクシー指示を出します。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, at C1,cross runway 32R,taxi to holding point W2.

32Lからの離陸はW2からの離陸が基本ですが、たまにW1から離陸することがあります。W1からの離陸時、滑走路手前待機をしないといけない場合はNo.1 stop lineで待機します。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, hold short of No.1 stop line.

32運用時の離陸許可は32L、32R共にインターセクション名を付与します。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, wind [direction] at [velocity],runway 32R at C1/32L at W2,cleared for take-off.

到着編

伊丹空港の到着機には、イニシャルコンタクトの際にまずリポート指示を出します。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, osaka tower,runway 32L/32R,[reporting instruction].

各アプローチタイプとリポートポイントは次の通りです。

  • ILS RWY32L APCH・・・6DME(昔は5DMEでしたが最近は6DMEのようです。)
  • Circle to RWY32R・・・right break
  • RNAV RWY32R APCH・・・TENMA
  • Visual RWY32R・・・right base

パイロットからリポートがあった後、着陸許可か進入継続かを指示します。

14運用

伊丹では滅多に見ることができない14運用です。14運用時はサークリングアプローチしか行うことができないため、出発機と到着機両方の間隔に注意を払う必要があります。

出発編

14Rからの出発機はC6、14Lからの出発機はC7までのタクシー指示をグランドから発出されてタワーにハンドオフされます。

14Rの出発機に関してはC6からW10までのタクシー指示が滑走路横断許可と共に発出されます。

W10は待機させる場所がほとんどないのでおそらく1機しか入りません。

また滑走路横断許可と離陸許可が同時に出される場合もあるようです。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, at C6,cross runway 14L.Wind [direction] at [velocity],runway 14R at W10,cleared for take-off.

なお最近は、離陸許可やLine upの指示と共にHDG100を指示する場合が多いようです。

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, after airborne fly heading 100. Wind [direction] at [velocity],runway 14R at W10,cleared for take-off.

到着編

到着機はすべて通称伊丹カーブと呼ばれるサークリングアプローチで進入します。
途中までILS Runway 32L approachで進入し、Left breakしたあと空港の南側を通り着陸します

到着機への指示は32運用時と同じくリポート指示を発出します。着陸許可又は進入継続指示はRight baseの通報があった際に発出するようです。(Right downwindの時もありました。)

ANA77
ANA77

Osaka tower,ANA77.depart IKOMA, runway 14R.

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, Osaka tower.Runway 14R,report left break.

ANA77
ANA77

14R,report left break.ANA77.

ANA77
ANA77

Osaka tower,ANA77,left break.

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA519, Runway 14R,report right base.

ANA77
ANA77

14R, report right base, ANA77.

ANA77
ANA77

Osaka tower, ANA77, right base.

RJOO_TWR
RJOO_TWR

ANA77, runway 14R, cleared to land.wind 140 at 15.

ANA77
ANA77

14R, cleared to land.ANA77.

コメント

タイトルとURLをコピーしました